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「子育ては一大事業である。だが、いまだかつてその適性検査が行われたことは無い」 (バーナード・ショー)
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 当たり前のことですが、奥さんの方が家事においてベテランです。だから、コレをした後はコレをする、という全体の流れ・作業の順序・内容がわかります。
 最初から旦那さんに作業内容まで全部を言う必要はありません。だって、覚えていられないから。
 最初に旦那さんに全体像を把握してもらうために大まかな流れを伝える必要はありますが、それで奥さんは終わりではありません。

 最初に伝えたのは、あくまでも「全体像の把握」というだけです。
 実際の作業の内容は、そのつど、明確に具体的に指示していく必要があります。それも、場合によっては一緒にやりながら、手本を見せながら など、行う作業や、旦那さんのスキルによって段階的に変えていく必要があります。
 面倒くさい、と言わないで、旦那さんは知らないだけなのだから、付き合ってあげてください。そのうち、一人でできるようになりますから。

 洗濯だったら まず分類する(しない人もいますが)。色物、白いもの、ニット、タオル・・・必要なものはネットに入れるなどの、洗う前の処理をする。
 洗う順番を考える。タオルを最初に洗って、干している間に他のものを洗う など。
 洗濯物・洗剤を洗濯機に入れる。
 (洗濯機が洗っている間に違う家事などができるとベストですね)
 洗い終わったら干す。
 乾いたらたたむ。
 たたんだら、タンスなどにしまう。
 ここまでで完了です。

 1つ1つに、「何のためにするのか」 目的があるし、どこにあるの?がついてきます。それを具体的に相手ができるようになるように、教えていくことが大事です。
 「何でもいいからとりあえずやってよ!」
 それはやめたいですね。旦那さんは奥さんの奴隷ではないですから。

 けれども、最初は最初から最後までを旦那さんが一人で全部する必要はなし、です。洗濯物を洗濯機に入れてまわすだけでもいいし、たたむだけでもいい。奥さんと一緒にやってもいい。そのうちできることを増やしていけばいいのです。
 ただ、次の作業までやってほしいときは次のステップを旦那さんには具体的に伝える。そのことを忘れないのが大事なのです。
 そして、同じ作業だけでなく、スキルアップをさせてあげる。それが旦那さんのやる気を維持しつつ、継続してもらう秘訣です。同じことは飽きますから・・・

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 家事に完璧、終わりはありません。追求していったらキリがないし、そんなことしていたら疲れちゃいます。
 だから、ご自分だって、完璧じゃないはず。
 けれども、他人にお願いすると、どうしても「こうして」「ああして」という要求が出てくる。
 それを言われるほうは、はっきりいって「嫌」です。自分だって、やったことに対して「こうして」「ああして」と言われると、「じゃあもうやらない!」となってしまいます。

 「こうして」「ああして」と言ったこと、本当に、すっごく大事なことでしょうか?
 使ったスポンジが元に戻されていないからと言って1日でスポンジ全部にカビが生えるわけじゃないし、洗濯物が少しくらいしわになっていても服は破けないし、部屋の隅に少しホコリが残っていても死にはしません。
 いいじゃないですか、そのくらい。
 旦那のやる気とその言いたいこと を天秤にかけて、判断してみてください。

 でも、嫌なものは嫌!!!
 ゆずれないところは、あとでそっと奥さんが直しておけばいいんです。そして、何かの機会に、「こうするといいんだよ~」ということを見せてあげればいいんです。それで旦那さんが「へーっ」と思ったり、納得すればなおしてくれるだろうし、直さないということは、その必要性を旦那さんが感じていないということです。奥さんにとってはすっごく大事でも、旦那さんにとってはすっごく大事ではないと言うことです。

 その時にどうするか。
 説得するのもよし、旦那の意見を尊重するのもよし。
 けれども、旦那さんがすっごく大事でないと思っていること、もし自分が病気でヒーヒー言いながら家事をするときに目をつぶれる、気にしていないことだったら、自分の中での錘(こだわり)を1個はずしたほうが楽ではないでしょうか?
  人によってこだわりは違うから、お互いが尊重しあうことも大切です。
 
我が家の場合・・・
 正直、以前の私は完璧症でした。家事においても、仕事においても。それでノイローゼになったこともあるし、心と体を壊して会社を辞めたくらいですから。(自慢になりません)

 お互いが仕事をしていても、最低1週間に1回、月曜日(できたら木曜日の2回)は掃除機をかける。洗濯物をたたんだら、出して積んでおかないで、ちゃんとタンスにしまう。食器はしまう場所、重ねる順番ももちろん決まっていました。

 けれども、考え方を変えることにしたんです。
 それって大事?絶対しないといけない?
 今すぐに急いでしなければいけないこと?

 今の旦那と会って、よくもわるくも大雑把、おおらか。そして妊娠、出産、育児と重ねていくうちに、どんどんこだわりがなくなり、「お風呂のカビが!」と言ってドアをはずしてまでカビとりをしたり、朝からコロッケを全部手作りで作っている旦那を見て、「(ありがたいけど)そこまでしなくていいのに~」「いいよいいよ~」なんて言うようになってしまいました・・・

 そうじ?なるべく1週間に1回は掃除機かけようねー。無理だったらクイックルワイパーでいっか。
 洗濯物?明日着るからいいよー。そこに積んでおいてー。他のもそのうちまとめて片付けるからおいておいてー。
 食器?いいよ、食器棚に入っていれば。乾かなかったのは出しておいてー。

 最近反省することもありますが、まあ、死にはしないので。それになにより、そんなことにこだわらなくても実際生活できてるし・・・

 余談:そんなこだわりをみせる旦那からは「食器は全部がちゃんと乾くようにきれいに並べて!」「洗濯物干すときはちゃんと最後までしわのばして!お前が干したあとにタオルたたむと角が揃わない!」と怒られます・・・
 ハイ、気をつけます・・・


 自分がやりたくないときは、相手もやりたくないとき と思っていいでしょう。ごはんの後は誰だって休んでいたいし、休みの日は寝ていたい。
 だったら、一緒に休んでしまう!

 昼ごはんは外食にしよう~
 朝から洗濯しようと思っていたけど、明日にしよう~

 どうしてもやらなければいけないなら、相手に要求しないで、さっさと片付けてしまう。相手に要求するとイライラするし、かえって時間がかかるときもあるから。
 「今日はいいよ、私がやるから休んでて」くらいの余裕の気持ちを持ってやっつけてしまう(それがなかなか難しいけど)。
 そこで旦那さんも「俺も手伝うよ」と言ってくれたらラッキー。言ってくれなくても、「今日はいいよ」と思っているから怒らない。というか、怒れない状況を自分で作るのも、1つの方法。

 あとは、文明の利器を利用するのも1つの方法。お財布と相談ですが、食器洗い洗浄器を買ってもいいし、家事サービスを頼んでもいい。それでやりたくないことがなくなる、ゆっくり時間ができるなら、それもいいじゃないですか。

我が家の場合・・・
 子どもが生まれてからはだいぶ減りましたが、外食率は間違いなく、かなり高いです。
 子どもが生まれる前は週末の昼食、夕食はほぼすべて外食でした。
 毎日お弁当作って行っているし、共働きだし、いいよね~と、ささやかな自分たちへのご褒美でした。

 子どもが生まれてからも休日にあまり料理はしたくない。だから、その分平日に作ってしまう(カレーとか)。それか、麺類でさっと。
 時間は有限。今は子どもと遊ぶ時間が大事。
 どっちかが、ではなくて、こういうところでも「二人が一緒に」という考えが浸透!?

 手の抜き方、いつも家事をしている奥さんなら、1つや2つは必ずあると思います。絶対にコレだけはヤメテ!ということ以外は、それも徐々に伝授していきましょう。その方法のほうが簡単だったら、そっちから入っていってもいいかもしれません。

 特に、料理。
 料理のもと(マーボー豆腐のもと とか)使って簡単に1品作れるなら、本を見て、しょうがとねぎを刻んで、分量は・・・とやっていくよりは確実に最初の導入がスムーズです。
 奥さんも毎回、カレーを作るときにルーから作りますか?たまには楽して「もと」を使うときありませんか?(しかも最近の「もと」は結構おいしい)
 冷凍食品を利用してもいいじゃないですか。
 惣菜を利用してもいいじゃないですか。
 電子レンジでの調理もいいじゃないですか。
 包丁使わない料理でもいいじゃないですか。

 毎日掃除機をかけるのが大変なら、クイックルワイパーですませる日があってもいいじゃないですか。
 コロコロでゴミをとってもいいじゃないですか。

 毎日洗濯物を分類して洗わなくても、今日は白いもの(漂白するもの)、明日は柄物 でもいいじゃないですか。
 おうちで洗うのが大変なものは、お金が許すならクリーニングでもいいじゃないですか。
 布団の下でズボンのプレスをしてもいいじゃないですか。(貧乏臭い?でも、制服とかのアイロンは毎日かけるとテカテカになっちゃうので、よく「寝押し」していました)

 苦労して、ではなく、いかに楽に楽しく毎日続けられるか、を奥さんも一緒に考えてみるチャンスです!生活の便利メモ なる情報も今はたくさんありますしね!
 そして、意外と旦那さんの方がそれを見つけるのがうまかったりもします。そのときは「へーそんなことするんだ~」と思って、観察して取り入れてみるのも面白いでしょう。
(「その方法教えてー」なんて言えば、きっと旦那さんは喜んで教えてくれますよ♪)

 誰だって強要されるのは嫌ですよね・・・それだけでやる気が半減します。だから、強要は絶対してはいけません。
 でも、「やるって言ったじゃない!」「いつもやってるじゃん!」そうなるのは時間の問題。特に、一緒に家事をするようになればなるほど、一人で家事ができるようになればなるほど、そう思うようになってきます。
 でも、思い返してください。最初はそんなこと、思っていましたか?

 そこで、じゃあどうするのか?です。 
 1、やらない 2、一緒にやる 3、奥さんがやる。
 結局はどれでもいいと思います。
 だって、家事は誰が何を必ずやらなければいけない としてしまうと苦しくなってしまうから。だったら最初から「できるほうがする」というくらいにゆるい方が続きます。そう、家事は生活、続くことが一番大事です。1回2回のやってくれない!で怒ってすねられて、全くしなくなるよりは、その1回2回をどう回避するのか、を考えていった方が前に進めます。
 1回や2回休んだっていいじゃないですか。(度々だとかなりカチンとくる気持ちもよくわかりますが)
 それに、奥さんだって今日は手を抜こう~とか、まあいっか。そう思うとき、ありませんか?(私は多々あります)
 
 でも、どうしても、「やると言ったのに!!!」とか、怒りが収まらないのであれば、明確なルールを作る、それも規則としてではなくて、ゲーム感覚で と言うのもアリだと思います。当番制にして、忘れたら罰金500円、お金がたまったら外食しよう とか。
 そのときも、そのことは共有するのが大事。
 奥さんだけが考えて、「はい、こうするから!」というのは、強要のほかなりません。
 機嫌のいいときに、夫婦仲のうまくいっているときに(コレもポイント)「こうしたいんだけど・・・」とか、「どうしたらいいと思う?」「どうしたらできるかな?」と一緒に考えた方がきっとうまくいきます。

我が家の場合・・・
 本当は私個人としてははっきりしたくて、当番制にしたかったものの、旦那の「できる方がすればいいじゃん」の一言で子どもができるまでは家事はできる方がしていました。結果、私の方が朝早く出て行って遅く帰ってくるので、助かったこと然り。
 「ごはんまだ~」のイライラもなく、残業のあとはごはんができていたり、明日はコレにしようと思って買い物してても作れなくて「はぁ~」と思っていても旦那が思いもつかないものを作っていたり・・・(しかもそれが美味しかったりする)
 
 ごはんが完成するちょっと前に帰宅したほうが洗濯物をたたむ、食器(はしとか)の準備。ご飯を食べ終わって食器を洗っていない方がお風呂洗いやお風呂の準備。何でもできる、両方ができる方が確実に融通が利きます。

 子どもが生まれてからは何となく役割分担がされたけど、それも結局私のツワリで中止。旦那が全部してくれるので本当に助かっています・・・

 でも、なぜか、いつ話し合ったわけではないけれども、強要もしないけれども、食器洗いは「ごはんを作っていない方」というのは2人の中でのルールです。(今は食器洗浄器があるので食器を入れて、入れられないものを洗うだけですが)
 そりゃあ、慣れているし、手際もいい奥さんがやったほうが早いのは当たり前。そんな当たり前のことを引き合いに出しても仕方ない。今までやってきた経験もプライドもあるからそう思うだけで、だからと言って何でもない。
AさんよりBさんのほうが早く家事ができるかもしれないけれども、Aさんの家も、Bさんの家も、両方ともちゃんとまわっている。そういうものです。
 それに、早ければいいという問題でもない。

 そう思って旦那さんを育てるのが面倒なら、だったら、旦那さんを育てようと思うことはきっぱりやめてしまいましょう。

 たいてい、第一の難問になるのが「時間」です。
 時間がかかっても仕方ないな~ と大きな心で構えることができていないと、イライラが募るだけで、ちっとも前に進みません。奥さんもイライラ、旦那さんもイライラ。何のために旦那さんを育てたいと思ったのでしょうか?お互いにイライラして、家事の大変さを共感してほしいから育てたいと思ったのでしょうか?という結果になってしまうのが目に見えています。

 いいよいいよ、ちょっとくらい時間かかっても。と思って相手のやることを辛抱強く見守り、時間がかかっていてもイライラせずに「ここからは一緒にやろう」と言えるようでないと、育てていくのは難しいのです。
 簡単に、すぐにできるようになるものではありませんから。

 人間、不思議なもので 相手が大人だとすぐうまくできるような錯覚が、少なからずあります。子どもだったら「仕方ないな」と思ったり、失敗しても「あーあー失敗しちゃったねー」で済むのに、大人だとなぜか口を出したくなり、手を出したくなり、「何で言ってるとおりにできないの!」となりかねません。

 旦那さんを家事ができるように育てるのは、子どもを家事ができるように育てるのとはわけが違います。 だって、相手は大人ですから。プライドもあるし、今まで生きてきた経験もあります。自我もあります

それに第一、経験のある自分と比較するというのは やめたほうがいい感情ではないのでしょうか?と私は思います。

 はっきり言って、旦那に任せると遅い。時間がかかる。
 でも、これは前にも書いたけど、経験が違うだけのこと。経験をつめば、奥さんと同じようにできるようになるときがくる。そのうち、奥さんより早くできるようになるときがくる。

 だから、最初から時間がかかることを頭に入れておく。だから、頼むときは最初から余裕があるときにする。もしくは、短時間でできることを頼むようにする。

 特に、人間お腹がすくとイライラが募る。だから、最初から時間を大目に見繕って、早めに取りかかり始める。料理をいつもしている奥さんなら、30分あれば焼そばを作るだろう。その時間内でスープまで作ってしまうかもしれない。それが、旦那さんがやるとなると、まあ、その4倍、2時間は見ておいた方がいいかもしれない。
 そんなに時間とっておくの?と思うかもしれないけど、これが最後にイライラしないコツだと思う。

 時間がなくなってくると、間違いなく、奥さんは手を出したくなってくる。旦那さんは面白くない。夫婦でイライラする。最悪なのは「じゃあお前がやればいいだろ!」。
 それがちょっと時間を余分に取っておけば、「まあ、夕ごはんまでまだ時間あるし、手伝ってほしくなったら声かけてね~」なんて言って本でも読んでいることもできる。
 ちょっと早く料理が終わったら、「お疲れ様。ちょっと休んでてね」と言ってあげてもいいし、「じゃあ、今日はちょっと豪華に(?)目玉焼きでもトッピングする?」なんて言って一緒に目玉焼きを作ってもいい。
 慣れていない旦那さんが料理をするとき、洗い物をしながらなんていう神業はまずできないから、「じゃあ片付けもしちゃおうよ~」と洗い物、ついでにコンロのそうじまで教えてしまうことだってできるかもしれない。

 ちょっと時間に余裕があるだけで、おまけがついてくるかもしれない。そう思うと、ちょっとお得じゃないですか?

 時間がない中でやり終えたときの達成感はあるかもしれないけど、私はまだ慣れていないことで焦らされるのは嫌だな・・・それは旦那も同じことなんじゃないかな。

 本当に旦那さん、やる気がなくてやらないのかな?と思うときが、実はかなりある。奥さん、文句は言うけど、旦那さんができるようになるための努力、している?と。
 それはご褒美でつるのでもなんでもなくて、旦那さんが家事をしたくなるように興味を持たせること、家事をしてみようかなと意欲をもたせること、実際にやろうとするときにサポートしてあげること、一人でできるようになるようになるように一緒に考えること。

 旦那さんはもしかしたら何も考えていないかもしれない。自分が家事をしていないということ、奥さんはもっと家事を手伝ってほしいと思っていることに気がついていないかもしれない。
 家事は奥さんの領域だから、自分は手を出しちゃいけないと思っているかもしれないし、今の生活に何も不満がないと思っているかもしれない。

 はっきり言って、男性の方が単純。これは脳のつくりがそうなっているそうだから、仕方ない。
 案外、「何も手伝わないでテレビばっかりみて!」なんて小言を言うより、「洗濯物、干しておいてくれる~」なんて言ってみたら、「ああいいよ」と言ってくれるかもしれない。
 そうしたら、奥さんがチャンスを与えていないことになる。

 文句をいう前に、イラっとする前に、ちょっと一呼吸して考えてみましょう。なんで旦那が家事をしないのか。そして、奥さんは旦那にどうしてほしいのか。
 そして、冷静に作戦を考えましょう。

 家事を頼むには、奥さんにはそれなりの忍耐と努力が必要なのは間違いありません。でも、そこでグッと抑えて一歩先にいけないと、うまい具合にバランスは取れない。学校の先生と生徒と同じ。授業をするためには準備が要る。実行することだけがすべてじゃない。むしろ、準備の方が重要。

 どうやったらうまく動かせるか、といったら言葉が悪いけど、もちろん旦那さんの性格もあると思うけれども、奥さん次第でどうにでもなるように、思うんだけどな・・・
 だって、旦那さんのことを一番よく知っているのは奥さんだと思うし、奥さんのことを一番に思っているのは旦那さん(のはず)だと思うから。
奥さんの方が今まで旦那さんより何倍も家事をやってきているから、段取りを決めるのが上手で、手際がいいのは当たり前。だから、時間もかからない。
 だから、奥さんがやると簡単に見えるし、旦那さんは自分でいざやってみると何か違う。
 そこでわざわざ「ね、家事って大変でしょ?」と言うのではなく、「私の方がたくさん家事をしているから、ちょっとうまくできるだけだよ」といった方がスムーズ。なんだ、それなら俺もちょっとやればできるようになるかな?と向上心が沸くかもしれない。
 (家事の大変さは経験から知ってもらえばいいだけのことで、わざわざ言葉で追い討ちをかける必要はない)
 
 タイヤ交換をするとき、初めての奥さんは第一、何が必要かわからない。そして、その道具がどこにあるかわからない。どうやってやったらいいかわからない。
 旦那さんは何回も経験しているから、道具をチャンチャンと揃え、カバーをはずし、ねじを緩め、ジャッキをかませるところにかませ、車体を上げ、タイヤを交換する。わざわざガソリンスタンドに行かなくても、あっという間にタイヤ交換終了。
 ただそれだけのこと。

 タイヤ交換は男性でなくても、女性であっても自分でやる人はやるし、難しいことではない。家事もそれと同じこと。
 重いものをもつのが女性がちょっと難しいだけで、細かいことが男性にちょっと難しいだけで、ただそれだけのこと。

 どこでどうやればうまくできるのか、いい道具があるのかを知れば、ちっとも無理なことではないはず。それを教えてくれることが経験です。
 何事もやってみないことにはわからない。とりあえず「やってみること」が一番大事。
 うまくいかなかったら、それから考えればいい。奥さんと一緒にうまくできる方法を。

我が家の場合・・・
 私は農家の娘のため、小学3年生頃から家族の夕食を作っていました。我が家は祖母が夕食の支度をしていたので、農繁期になると家族が協力し合わないと回らない。だから、お手伝いなのか、当たり前のことなのか、小学生から料理をしていました。まあ、そうでなくてもお菓子を作ったりしていたので、料理が好きだったということも幸いしていたと思います。
 そのおかげあって、料理やお菓子は本を見なくてもたいていのものは作れるし、ちょっとしたコース料理なら作れます。朝の1時間で朝食、お弁当、夕食を作ることも問題ではないです。
 一緒に台所に立っていると旦那は「すごいね」と言うけど、「小学生からやっているからできるだけだよ」と言うと、ある意味納得。

 でも、洗濯や掃除はそんなに歴が長くない。お風呂掃除に限って言えば、カビとりが趣味の旦那の方が道具も知っているし、いい方法も知っている。私がやるとカビキラーをシュッシュッと吹きかけ、しばらくして流すだけ。背が小さいから、天井まですると液が・・・になるから、自分でやることははっきり言って、ない。
 それが旦那がするとなると、こすったり、物をはずしたり、全部で1時間近くかけてカビとりをしている。天井は旦那の領域。これもたぶん、経験から知ったこと。
 教えてもらえばいいんだろうけど、カビとりは任せることにしているから いいことにした。
 いいんだよ、得意な方が得意なことをすれば・・・
 家事一手を引き受けている奥さんは「私がやらないと!」と思う人が少なくないように思います。家事なんて、はっきり言って誰がやってもいいんです。お金があるなら、他人にお金を渡してお願いしても、サービスを買ってきても。
 自分ひとりで何とかしなければ・・・と思っているから、自分が大変になるんです。
 これだけは他人に任せられない、と言うことは自分でやって、他は誰かにやってもらえばいい。そうすれば自分も楽になる。要はいかにやってもらうか。です。

 最初は家事は女性がやるもの。という長い歴史の中で作られてきた文化があるので、旦那に家事をしてもらうことにどうしても罪悪感があるかもしれません。仕事で疲れているのに・・・とかも含めて。
過剰にお願いするのはよくないと思いますが、家事はみんながするものです。誰か一人だけがすることではありません。だって、家族みんなが暮らしていくために必要なことなのだから。家庭の事情によって、その比率がちょっと違うだけです。
 
 そして、家事って誰かのためにするものでしょうか?自分のためにするものではないのでしょうか?
 一人で生活していても、家族で生活していても、する家事は同じです。自分のことをするついでにみんなのも一緒にしてあげる。そう考えるのも1つです。家族はお互いが持ちつ持たれつの共同生活でもいいのではないでしょうか?

 そして、家事ができない=自分で生きていくことができない ということにもつながります。誰かがいないと生活できない。それでいいのでしょうか?
 もしかしたら、今日、交通事故で奥さんが死んでしまったら、残された旦那さんと子供はどうする?実家に非難して実家に面倒見てもらう?でも、実家のご両親もなくなったら、その後はどうする?
 再婚?(相手がいるか?)お手伝いさん?(そんなお金あるか?)

 最後に残るのは「自分」だけです。
 困ってからでは遅い。今からみんなに「生きる力」をつけていく。と思ったら、自分だけがやっている=自分だけが経験をつんでいる=他の人にもチャンスを分けなければ なんて都合のいい解釈ですが、そう思ってもいいのではないでしょうか?

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