「子育ては一大事業である。だが、いまだかつてその適性検査が行われたことは無い」 (バーナード・ショー)
先日、私にとってすごく大切な人と電話した。(結婚した人じゃなくて)
最近、大切な人、大好きな人と電話することが多いな・・・
先日結婚した人は5年ぶり、今回電話した人は3年ぶりになるかな?
私に「頑張る」ということについて教えてくれた人。
好きなことは頑張ってやっているんじゃないし、好きだからやっているだけ。
今までもたまに、メールをすることはあったし、今回もメールをしていた。
そしたら「電話で話さない?」って。
彼は泊まりの勤務中だった。
私は子どもが起きないように、布団の中で電話をかけた。
-----------------
深夜の電話はなんだか懐かしかった。
電話で話すことは 私の覚えがあっていれば2回目だと思う。
近くにいたときは「今から行くね」そう行って、家に来てくれた。
そして夜中中、話をしていた。
それを思い出して懐かしかった。
あの時店にいなければ会うことのない人だっただろうし、
その後私がたまたま鍋に行く気になって、
私がたまたま早く帰る気になって帰ったとき、彼も「帰る」と言わなければ、話すこともなかっただろう。
そして、私がほぼ初対面の彼のステップのないバイクの後ろに二人乗りになる気にならなければ・・・
私たちの出会いは、偶然の重なりだった。
彼ははっきり言って、人になつく方じゃない。
仲良くなったように思っても、どこかで一線を引き、一歩下がったところから冷静に自分を見る人種だ。
そう、彼も家族関係がスムーズにきた人じゃない。
知らず知らずのうちに、どこかでそうなってしまう独特の感じを持っている。
けれども、私はとてもよくしてもらっていた。
彼女でも何でもなかったのに。
私が一人でツーリングに出かけ、バイクで事故ったときも、仕事が終わって駆けつけてくれた。
女の子(しかも大型)だからといってまわりが「大丈夫?」とか、「誰でもあることだよ」とかなぜか慰めの言葉をかける中、彼は私が元気なことを確認すると、帰って行った。
(バイク屋にいたので、まわりは なんでこの2人がつながってるの?と不思議そうだった)
「今は気が張っているから痛くないだろうけど、夜になると痛むだろうから早くゆっくりしろ」という意味のメールが後で入っていた。
実際、帰ってから痛くて、鎮痛剤がないと寝れなかった。
北海道へ彼が一人で行った帰りにも、疲れているだろうに何となく寄っていったり、
我が家に来る途中でガソリンなくなっちゃったから、「灯油のポンプもってバイクで来てー」といってみたり。
私の大型バイクの卒研の前日も、覚えていないだろうと思っていたのに、メールが入っていたっけな。
とにかく、そういうことをするのが想像できない人だっただけに、不思議な関係だった。
でも、私は彼を傷つけた。
彼はもう覚えていないかもしれない。
でも、私はたぶん忘れない。
傷つけてはいけない人を傷つけてはいけない方法で傷つけた。
だから私はそのことに気づいた翌年元旦、軟骨にピアスをあけた。
-------------------
夢中になると見えなくなるものがある。
でも、考えなければいけないことがある。大事なことがある。
忘れていけないことがある。
電話をしていて、思った。
「お互い、年をとったね・・・」
最近、大切な人、大好きな人と電話することが多いな・・・
先日結婚した人は5年ぶり、今回電話した人は3年ぶりになるかな?
私に「頑張る」ということについて教えてくれた人。
好きなことは頑張ってやっているんじゃないし、好きだからやっているだけ。
今までもたまに、メールをすることはあったし、今回もメールをしていた。
そしたら「電話で話さない?」って。
彼は泊まりの勤務中だった。
私は子どもが起きないように、布団の中で電話をかけた。
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深夜の電話はなんだか懐かしかった。
電話で話すことは 私の覚えがあっていれば2回目だと思う。
近くにいたときは「今から行くね」そう行って、家に来てくれた。
そして夜中中、話をしていた。
それを思い出して懐かしかった。
あの時店にいなければ会うことのない人だっただろうし、
その後私がたまたま鍋に行く気になって、
私がたまたま早く帰る気になって帰ったとき、彼も「帰る」と言わなければ、話すこともなかっただろう。
そして、私がほぼ初対面の彼のステップのないバイクの後ろに二人乗りになる気にならなければ・・・
私たちの出会いは、偶然の重なりだった。
彼ははっきり言って、人になつく方じゃない。
仲良くなったように思っても、どこかで一線を引き、一歩下がったところから冷静に自分を見る人種だ。
そう、彼も家族関係がスムーズにきた人じゃない。
知らず知らずのうちに、どこかでそうなってしまう独特の感じを持っている。
けれども、私はとてもよくしてもらっていた。
彼女でも何でもなかったのに。
私が一人でツーリングに出かけ、バイクで事故ったときも、仕事が終わって駆けつけてくれた。
女の子(しかも大型)だからといってまわりが「大丈夫?」とか、「誰でもあることだよ」とかなぜか慰めの言葉をかける中、彼は私が元気なことを確認すると、帰って行った。
(バイク屋にいたので、まわりは なんでこの2人がつながってるの?と不思議そうだった)
「今は気が張っているから痛くないだろうけど、夜になると痛むだろうから早くゆっくりしろ」という意味のメールが後で入っていた。
実際、帰ってから痛くて、鎮痛剤がないと寝れなかった。
北海道へ彼が一人で行った帰りにも、疲れているだろうに何となく寄っていったり、
我が家に来る途中でガソリンなくなっちゃったから、「灯油のポンプもってバイクで来てー」といってみたり。
私の大型バイクの卒研の前日も、覚えていないだろうと思っていたのに、メールが入っていたっけな。
とにかく、そういうことをするのが想像できない人だっただけに、不思議な関係だった。
でも、私は彼を傷つけた。
彼はもう覚えていないかもしれない。
でも、私はたぶん忘れない。
傷つけてはいけない人を傷つけてはいけない方法で傷つけた。
だから私はそのことに気づいた翌年元旦、軟骨にピアスをあけた。
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夢中になると見えなくなるものがある。
でも、考えなければいけないことがある。大事なことがある。
忘れていけないことがある。
電話をしていて、思った。
「お互い、年をとったね・・・」
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